コンサルティングはデザインに含まれる?

私たちはお客様からご相談をいただき、見積を作成するところから仕事がスタートするわけですが、最近、見積作成で悩むことの一つに「企画・コンサルティング」があります。今日はこれについて書いてみたいと思います。

私たちはホームページを中心とした広告宣伝物を制作していますので、お客様は「これこれのデザインをお願いします!」「これこれのホームページを作ってください!」とご相談をいただきます。見積を作成し、ご発注をいただいて、制作を進めていくわけですが、いざ実際に使用する原稿をご提供いただくと、とても具体性に欠けた、ユーザーにとって理解しづらいと思われる原稿をご提供いただくことがあります。

だいたいこのようなケースはお客様が新しいビジネスに取り組まれる場合や初めて広告宣伝物を作られる場合に多いように思います。弊社は基本的にデザイン屋・ホームページ屋なので、いただいた原稿をもとに、きっちりとデザインすることを前提に見積しますので、「企画・コンサルティング」は原則として含んでいません。ただし、いただいた原稿を吟味した結果、このままではユーザーが理解できない広告物が出来てしまいそうな場合は、本当にこのまま制作していいのかと不安に駆られます。

余計なお節介なのかもしれませんが、私たちが容易に理解できない原稿を、お客さまが容易に理解できるとはとても思えないのです。もちろんデザインでどうにかなるのであれば、私たちの努力で何とかしますが、それでもどうにもならない場合は、私たちでユーザーが理解しやすいように、お客様と二人三脚でサービス名称を考えたり、キャッチコピーやボディーコピーを考えたくなる時があります。

ただ既に見積は出して、作業を開始した後なので、後から「企画・コンサルティング」の仕様追加は非常に言い出しにくいため、無料の範囲内で弊社でブレストした結果をお伝えしたりするのですが、お客様と二人三脚で考えるのではなく、最終的にはお客様に判断をゆだねるため、中途半端な感じで終わることが多いです。

お客様を成功に導くためには、「企画・コンサルティング」が時には必要になるのですが、いざ制作が開始してから必要性がわかることも多く、いつも悩んでいます。やはり見積前に丁寧なヒアリングを行うことが肝要なのでしょうね、、精進いたします!