マネーフォワードクラウド会計のキャッシュフローレポート機能が素晴らしい!

何を隠そう、私の新卒後の最初のキャリアは企画管理部門の経理マンから始まりました。そんなわけで会計ソフトは大好きで、暇さえあれば会計ソフトを眺めているのですが、今使っているマネーフォワードクラウド会計でも、一番好きな機能がキャッシュフローレポート機能です。実際の数字はお見せできませんが(笑)、プリントスクリーンを貼りますね。

こんな感じです。年々、ご相談いただく案件の規模が大きくなっていくのですが、そうなると制作期間もどんどん長くなります。制作期間が長くなると、会社が立て替えるキャッシュも増えていくので、資金繰りを考えなくてはならなくなります。この資金繰りってのがなかなか面倒なのですよね。

通常、会計ソフトは売上から原価や経費を引いて利益を求めるためにできています。つまり税務会計を目的に作られているので、キャッシュフロー計算のような財務会計に関する機能となると、実装されていないソフトが多いかもしれません。(少なくとも前に使っていた会計王は実装されていなかったと思います。)

利益がちゃんと出ている会社でも、資金繰りに失敗して倒産する事例がかなりあるそうですが、会計ソフトにせよ、税理士にせよ、キャッシュに関して企業に提供されるサービスが税務会計に偏重していることが大きな問題のような気がします。

もちろん税務会計は大事ですけどね。会社の義務ですから。でも資金繰りに困って、税金が払えなければ元も子もない。本当は税務会計の前に、キャッシュフロー(財務会計)があるべきだと思うのですけど、なんかオマケ的な扱いなんですよね・・・残念です。

私が使っているマネーフォワードクラウド会計も財務会計機能が充実しているとは言い難いですが、キャッシュフローレポートという機能があって、このようにグラフィカルにキャッシュの増減と残高を表示してくれます。これは本当にありがたい機能ですね。弊社はそれほどキャッシュの出入りが頻繁でないので月次で見ていますが、出入りの激しい会社なら週次や日時でチェックしても良いと思います。

2022年4月に一気にキャッシュフローが改善しているのですが、その前月に大型案件が立て続けに納品したことによります。でもその前の2022年2月と3月がキャッシュ的には一番きついのです。ここで資金繰りを考えておかないと、息切れをして倒産してしまうのだと思います。

もちろんこのキャッシュフローレポートは、入力された会計仕訳に基づいて自動生成しているので、過去のことしかわかりませんが、それでも過去のパターンを知っておくと、いち早く対処することができます。ぜひぜひキャッシュフローレポートは使っていただきたいですね。

まずその前にタイムリーに会計仕訳を入れるということが大事にはなりますが・・・日次や週次で会計仕訳を入れている会社は少ないのかなぁ・・・マネーフォワードクラウド会計には学習機能による自動仕分機能や、オンラインバンキングからの自動連携機能もあるので、そういうのもフルに使えば、会計事務所に任せなくても、自分で会計仕訳はできると思いますよ。ぜひトライしてみてください!