チャットコミュニケーションで顕在化すること

大層なタイトルですが、ネタがないので、私のつぶやきです。軽く読み流してください、笑

弊社は電子メールとチャットが主なコミュニケーション手段で、電話やミーティングを補助的に利用しています。ですので、音声ではなく、文字でコミュニケーションしていることが多いのですが、文字を介したコミュニケーションも良し悪しだなぁと思います。

向いているのは、相手の意志や考えが明確な場合ですね。こちらの質問に対して、相手から明快な答えが返ってきたときは、本当に気持ちがよく、仕事をしていても気分が良いものです。相手のことを尊敬しますし、文末にアイコンを付けたくなります。(ビックリマークとか)

向いていないのは、その逆で、相手の意志や考えが明確でない場合ですね。上手い人は、「今は考えが定まっていない」と前置きしたうえで、「なぜ考えが定まらないのか」「どのような選択肢で迷っているのか」「いつまでに返事する予定か」を伝えてくれます。できるビジネスマンだ!と嬉しくなりますが、こういう方はレアですね。

上手くない人は、質問を無視したり、言い訳だけだったり、言葉が不明瞭だったり・・・。回答を留保するなら、留保すると言ってくれればいいのですが、不明瞭な言葉が返ってくると、こちらの頭の中も???が飛び交うことになり、テンションもダダ下がりです。なんか昔の現代文のテストにあった、筆者の意図を説明せよ、的な問題を解かされる感じで、それはそれで文章の読解も楽しいのですが、結局は解答がないですから、最後はすっきりしません。

これは相手の性格に由来するのでしょうかね。概してよく喋る人のほうが、文字コミュニケーションは苦手な人が多い気がします。よく喋るということは、考えを論理化・抽象化するという行為をすっ飛ばして、気の向くままに喋るということなのかもしれません。それを繰り返しているうちに、考えを論理化・抽象化する能力が養われないままになるのかなと思ったりします。文章を書くときは、考えを論理化・抽象化しないといけないですし。

あと優柔不断な性格が影響しているのかもしれません。ノーが言えなくて、ついつい回答を回避して、結果として質問を無視することになるとか。ノーを言いたくないので、言い訳に逃げて回避しようとするとか。本人にとっては良いのかもしれませんが、相手のいるコミュニケーションでそれをやって、誰が得をするのだろうと思います。こういう方は「嫌われる勇気」を読んでほしいです。

まー、日本は「空気を読め」的な文化がありますので、私のような考えはマイノリティなのかもしれません。ただ少なくとも競争的なビジネスシーンでは、こういう曖昧なコミュニケーションをやめてもらわないと、いつまでたっても日本の生産性は向上しない気がします。こういうコミュニケーションに絡むコストって、数字に表しにくいのですが、日本全体でみると莫大だと思いますよ。