メーカー・不動産分譲のウェブサイト

滋賀県彦根市で化粧合板の製造をやっておられるメーカーさんのウェブサイトを公開しました。

化粧合板というとピンとこないかもしれませんが、木板を張り合わせて作った合板の上に、化粧紙を張り付けて、樹脂などを塗布したものだそうです。化粧合板単体で消費者市場に流通するわけではなく、家具や建築物の素材として利用するために、家具メーカーや建築資材メーカーに出荷されるとのことです。

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とりあえずホームページを作りたいというお問い合わせで、ヒアリングに出掛けたのですが、じっくりお聞きしてみると、事業課題は2つあるようでした。

1つ目は求人採用活動です。既に社員さんは居られていて、仕事も回っているように見えましたが、今後のことを考えると、人材をしっかり確保していきたいというお考えのようでした。

これに対しては「採用活動」ページを作成し、2名の社員さんインタビューを行いました。インタビューそのものは楽しかったのですが、文字起こし・編集・校正と、なかなか時間のかかる作業で大変でしたね。ただ会社の内側のリアルを外部に伝えようとすると、インタビューが一番効果的かなと思いますので、やってよかったと思っています。

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もう1つが新事業の不動産分譲でした。不動産と言ってもいわゆる建売販売をするわけではなく、土地分譲のみになります。手頃な土地を探している工務店さんや一般顧客は多いそうですが、問い合わせに対応するのが煩雑なので、できればウェブサイト内でどの土地が売約済みで、どの土地が売れ残っているか、わかるようにしたいとのことでした。

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土地の売却状況は一般的に区画図で表したり、表組で表したりすることが多いと思います。表組に関してはCMS管理画面と連動させるのは難しくないのですが、問題はビジュアルを伴う区画図とCMS管理画面の連動です。区画図をJPG画像にすると、CMS管理画面からの修正が画像のアップロードだけになってしまいます。そうすると更新がかなり不便です。悩んだあげく、区画図をSVG画像で作成することによって、CMS管理画面と連動させることができました。

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SVG画像とはJPG/GIF/PNGといった単体の画像ファイルではなく、HTMLに組み込み可能な画像情報のことです。画像情報がコード化されていますから、CMS管理画面で入力された情報を動的に表示することができます。つまりは区画図画像もCMS管理画面から変更できるわけです。

といっても、済マークを付けるかどうかをCMS管理画面から制御できるというだけで、なんでもかんでも変えられるわけではないですけどね。例えば、「ごみ集積所」の位置を変えようとすると、SVGのコードそのものをごっそり変更しなければなりませんから、これはできないです。(やろうと思えばできなくもないですが・・・)

一応、こんな感じでウェブサイトを作らせていただきましたので、これらで2つの経営課題の解決にお役に立てるといいなと思っています。