歴史に残る一日
今週のトピックと言えば、PHP脆弱性対応、これに尽きます。
https://www.ipa.go.jp/security/security-alert/2026/alert20261022.html
PHP脆弱性対応に追われた関係者の皆様、本当にお疲れ様でした。
特にウェブサーバのセキュリティパッチ対応に携われた、
サーバ管理者・サーバエンジニアの皆様には心から敬服いたします。
誠にありがとうございました。
弊社が直接的に責任を負う業務範囲では、
現時点で情報漏洩や不正侵入の報告は1件も挙がっていません。
これもサーバ管理者・サーバエンジニアの皆様のおかげです。
以前は私たちもサーバ構築と運用をやっていたのですが、
私たちの企業規模ではサーバ構築の技術継承と運用の人員維持が難しいと判断し、
数年前から自社構築サーバからレンタルサーバへと切り替えていました。
先日まで2台の専用サーバが動作していましたが、
今回の脆弱性対応を機にそれも閉じさせていただきました。
これが今回、サーバ管理者としては唯一の仕事でした。
PHPはウェブサーバの根幹となるソフトウェアですので、
今回の対応はレンタルサーバ事業者の業務分野となるのですが、
とはいえ私たちのようなレンタルサーバ再販者・コンテンツ制作会社も
安穏とはしていられません。
まずレンタルサーバ事業者によって今回のPHP脆弱性対応が異なったため、
実際のウェブサイトにどのような影響が出るのかを確認し、
お客様に伝える必要がありました。
いずれのレンタルサーバ事業者も、PHP公式から配布されている、
PHP8.2以上の修正パッチは速やかに対応いただきました。
素晴らしい仕事をしていただいたと思っています。
ただし既にEOL(公式サポートは終了しているが、レンタルサーバで利用可能)となっている、
PHP5系やPHP7系については、大きく対応が分かれました。
EOLバージョンは脆弱性対応しないと決めた事業者もありましたし、
EOLバージョンを脆弱性対応済みのPHP8系に切り上げた事業者もありました。
こういったハードランディング的な対応の場合は、
EOLバージョンでこれまで動作していたウェブサイトに大きく影響が出ます。
一方、EOLバージョンに独自パッチを当てて、
EOLバージョンの利用者に対して手厚く配慮した事業者もありました。
こういったソフトランディング的な対応の場合は、
ひとまずウェブサイトに影響が出ることはありませんでした。
どちらの対応が良いというわけでもなく、
どちらも素晴らしい対応をされたと思っています。
いずれにせよ、一旦はレンタルサーバ事業者の対応が出揃い、
今後は個々の事情に合わせてウェブサイト側で対応していくことになります。
弊社が保守管理させていただいているウェブサイトで、
ソフトランディングが約9割、ハードランディングが約1割でした。
まずはハードランディングのウェブサイトについては、
情報漏洩や不正侵入などの致命的な問題は発生していないものの、
ウェブサイト自体には何らかの不具合を抱えています。
個々のお客様のご要望に合わせて、短期的(目安としては1ヶ月以内)、
あるいは中期的(目安としては6ヶ月以内)のスパンで対策を提案し、
問題解決に尽力してまいりたいと思います。
次にソフトランディングのウェブサイトについては、
今回の事態に結果的に無風で居られたわけですが、
おそらく今回のような事態は今後も何度か発生します。
その事態に備えて早急に対応が必要です。
とりあえず時間的猶予は得られましたので、
主に中期的(目安としては6ヶ月以内)のスパンで対策を提案し、
リスク解消に向けて尽力してまいります。
年内に関しては、既存の保守管理のお客様に対するサポートに
全力を尽くしてまいりますので、新規受注は年明けになる見込みです。
新規のご相談は嬉しい限りですが、
年明けまでお待ちいただく可能性が高いですので、
その旨ご了承いただけますよう、よろしくお願いします。
最後に雑感ですが、
今年のお盆明けくらいから、一気に時間の進みが早くなった気がします。
おそらく生成AIの革新的な新バージョンを皆さんが使い始めたのだと思います。
古き良き牧歌的な時代が完全に終わった感がありますね、笑
少なくともインターネットに関わる業界は生成AIを使用していかないと、
生成AIを使った攻撃者に対抗することはできませんし、
今回のような短時間で膨大な業務に対応することができません。
ちなみに今回は弊社からウェブサーバを提供しているお客様に一斉メールを送りましたが、
メーリングリスト作成からメール送信までを生成AI(法人版)にて急ごしらえで行いました。
無事に届いておりましたでしょうか?

