ネットワークファイルサーバ(NAS)を増強

皆さん、社内メンバーで共有するデータはどこに保存していますか?
最近ではクラウド環境に保存するやり方もかなり普及していると思いますが、セキュリティはちゃんと考慮されているとはいえ、インターネットというパブリックな場所に、業務に関する情報を置いておくのはやはり抵抗もあると思います。モノによりけりですが、弊社では社内共有ファイルはネットワークファイルサーバー(いわゆるNAS)に保存しています。

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前から Synology を愛用していたのですが、今回も Synology Diskstation DS216j という機種を新規導入しました。この白い本体の中にHDDの空き枠が2つあり、別で購入した Western Digital 製 3TBのHDDを2個刺しています。それでRAID1を組んでいます。RAID1とは、1個のHDDにデータを保存するのではなく、同じデータを2個のHDDに保存することで、どちらか一方のHDDが故障したとしてもデータを失うことがないという仕組みです。火災や天災などで本体ごと逝ってしまったら、その場合は諦めるしかないですが、それ以外では片方のHDDに完全なデータが残っているので、致命傷は免れます。

Windows のログインユーザーを登録することができるので、社内のWindows クライアントにログインすれば、ネットワークファイルサーバーにも自動的にログインし、閲覧や書き込み権限が与えられたフォルダをローカルディスクと同じ感覚で操作することができます。特定のグループ専用のフォルダ、あるいは特定個人専用のフォルダなども簡単に作れます。基本はLinuxでできているので、同等の機能を持ったものをイチから自社で作ることもできるのですが、まぁめんどくさいですので、こういうネットワークファイルサーバー用にカスタマイズされた製品を買った方が圧倒的に早いですね。コマンド入力ができない人でも気楽に操作できる管理パネルも付いていますし。小規模事業者や家庭内共有レベルでは、なかなか使い勝手の良い製品だと思います。オススメ!