社内定例会議の有用性

私の基本的な考えとして、昔ながらの会社の習慣の「否定」から入ることが多いので、社内定例会議というのもこれまではやっていませんでした。ただ何もないと締まりのない組織になるなぁと最近気付きまして、今月は既に2本の定例ミーティングを開催しました。

それらの定例ミーティングでは、弊社の経営状況の概要と、私が希望する目標値を伝え、それに向かって何か具体的な改善ポイントはあるかを、参加者で話し合うという形で実施しました。目標値はあくまで目標であって、ノルマではありません。改善ポイントを話し合う際の、方向性やスピード感を決めるために、暫定的に設定したものです。達成できなくてもいいですが、達成できればハッピーだよね、という計画数値です。

目標値だけを経営者が定めておき、改善のための各論を現場担当者に出してもらうという、今回のミーティングは非常にうまくいったと思います。私が社内定例会議を「否定」していたために、現場担当者からのフィードバックをもらう機会を奪っていたんだなと思いましたね。

立場が上の人間はいつでも会議を開催できるかもしれませんが、下の立場の人になればなるほど、会議を招集しにくいでしょう。そういう意味では定例会議があれば、発言はしやすくなるなと思いました。