もっとも嬉しい言葉

弊社は初めての商談時に、提案プランをそれなりに作り込んで臨むのですが、先日もいつも通り提案プランを作り込んで商談に臨みました。私がプレゼンしているときは先方の社長様は少し気難しい顔をされていて、ときどきスマホをいじったりされていたので、これは失敗したかなぁ・・・と少し気落ちしていたのですが、提案デザインをお見せした途端、「いや~参ったねぇ」という言葉をいただきました。

この言葉、長い経験の中でも珍しい言葉です。一瞬どういう意味かと戸惑ったのですが、「実はね・・・」と今回の商談に至るプロセスや内輪の事情などをお聞きしてなるほどと思いましたね。どうも私たちの提案が芯を突いていたようで、そのような言葉を発せられたようです。

「いや~参ったねぇ」という言葉は実に深い言葉です。長いプロセスを掛けたにも関わらず、なかなか良い答えが見つからず、悶々とした気分でないとこの言葉は出てこないでしょうし、雲間から日が差すようにパーーーーッと光明が見えた時ではないと、この言葉は出てこないでしょう。

私たちにとっては最大の誉め言葉ですし、時間を掛けて提案プランを作り込んで良かったと思える瞬間でした。帰りの車の中では、二人とも興奮気味で反省会。お客様から掛けていただいた言葉を反芻しながら、あれは良かった、これはイマイチだったなと言いながら、帰路につきました。今回に関してはイマイチは全くありませんでしたが、笑

この瞬間のために私たちは頑張っている。そう言い切れる経験でした。これがあるから仕事はやめられません。