経営計画を行動目標に落とし込む

1月下旬になりました、早いものですね。今年は年末年始休暇が長かったので、余計に1月の終わりが早く感じます。もう1年の12分の1が過ぎると思うと、焦りばかりが募ります。

さて一昨年から売上や利益の目標を数値化した経営計画を立てて、社内でも事あるごとに話すようにしているのですが、あまり数字の話ばかりしても「金の話ばっかりだな」と思われるのも嫌ですし、そもそもお金が目的ではなく、お客様の満足が目的で、お金は結果なので、数字の話ばかりするのも本意ではありません。とはいえ、社員への報酬は数字をもとに決まるので、数字から逃げるわけにもいかない。このバランスが難しい。

話が脱線しましたが、数字の話をしても、社員としてはピンとこないのが普通です。というのも自分の業績がどのような数字になっているのか明らかであれば良いのですが、それぞれ分業していて、数字も会社合計になっているので、自分が何をやれば数字に反映されるのかがわかりにくいのですよね。んでなんとなく無難に業務を進める、と。

無難に業務を進めていても、なんの改善も働きませんから、業績はずるずると落ちていくでしょう。これは誰も望んでいないことです。であれば、経営計画を社員が経営者と同じくらいに認識すれば変わるのかというと、これもやはり難しい。残念ながら経営者感覚は経営者にならないとなかなか身につかないです。

であればということで、各自が3%成長することを目的に、各自で行動目標を立ててもらうことにしました。もちろん各自の行動目標を実行すれば、経営計画が達成されるという裏付けは何もありません。とはいえ社員が成長しないと経営計画が達成できないのは間違いないと思いますので、まずは行動目標を立てて、それを達成すると宣言してもらい、1年掛けて実行していくことで、経営計画が達成できるに違いない!と考えることにしました。

というわけで行動目標を各自決めているところですが、これがなかなか難しい。私の場合は「できる社長はここが違う!」的なコンテンツを日々チェックしているので、自分の出来ていないことをすぐにリストアップできたのですが、たぶん意識せずに仕事をしていると浮かんでこないのでしょうね。ま、仕方ないかなと思います。

自分が成長すると、成長したと自分で実感し、自己肯定感も高まるし、仕事にもプライベートにも良い影響を与えてくれます。それで会社が成長し、経営計画が達成され、自分の報酬が増えるのなら、好循環のサイクルに乗ることができるわけです。やらない手はないと思います。(面倒だなという自分の怠惰心との戦いですね。)

初めての試みですが、結果として社員みんなの生き生きとした表情に繋がればよいなと思っています。