彦根商工会議所 新春特別講演会

あまり勉強会や講演会は行かないのですけど、最近ネタ切れというか・・・。いや、ブログのネタじゃなくて(それもあるけど)、今後どうしていったらいいのかな的なモヤモヤが溜まっておりまして、柄にもなくいろいろ周りの方に相談したりしています。まぁ経営方針的なものですね。

経営方針なんてなくても何とかなりそうですが、従業員やお客様など、いろいろな方々と関係して仕事をしている以上、どういう方向に進んでいこうと思っているのかは本来表明すべきだろうと思うのです。ただ言葉にするのは本当に難しい、いろいろあり過ぎて・・・。言葉にはできないかもしれませんが、具体的なアクションはいくつか見えてきましたので、それをひとつずつ実行に移していこうと思っています。

さて、彦根商工会議所さんで新春特別講演会があったので行ってみました。彦根商工会議所さんの新春講演会の講演者チョイスってなかなかセンス良いと思うのです。以前印象的だったのはロボット開発者の高橋智隆さん。あれは良かったな、単純にワクワクしました。人工知能研究者の山田誠二さんも良かった。そして今回は渋沢栄一本を執筆されている鹿島茂さん。お名前は正直存じ上げなかったのですが、渋沢栄一は有名人だし、彦根商工会議所さんの講演会で今までハズレがなかったので、今回も楽しみにしていました。

2020fair

渋沢栄一って来年の大河ドラマのテーマになるのですね。なかなか時代を先取りした方を呼んでいただいて、彦根商工会議所さんは相変わらず凄い。渋沢栄一は親しくさせていただいている和文館株式会社の坂本社長からも推薦をいただいていたので、一度勉強しないといけないなーと思っていました。それに渋沢栄一は私の母校を創設したメンバーの一人ですので、そういう意味でももっと知っておかないといけなかったりします。

講演を聞いて、、久々に大学の授業を受けているような気がしました。大学の授業って楽しい授業と楽しくない授業に大きく二分されますが、もちろん楽しい授業の方です!マイペースに話されるのだけど、本当に面白い。この方は好奇心が尽きないんだろうなって感心しました。こういう授業ならもっと受けたいですね。

鹿島先生が仰っていたことで「やっぱりなー」と思ったのが、「政治や文学に関する昔の記録は、探せばたくさん見つかるのだけど、商業に関する昔の記録ってなかなかない」という話。私は一時、複式簿記の素晴らしさに感動し、何冊か商業史の本を読んだ時期があります。でも結局、複式簿記が誰がどのように発明したかは書いていなかった。いつ頃からか、中世ヨーロッパで活躍したイタリア商人たちが複式簿記を利用していたというくらいで。政治や文学と同じく、世界を裏で支えた来たのは商業だと思うので、今後はもっと商業にスポットが当たるといいなと思います。

鹿島先生の流暢な講義で、渋沢栄一のキャラクターや業績はざっと理解できたので良かったです。本を買って読んでみるかなー?笑