責任を負うのも悪くない
昔、一緒に仕事をやっていた友人と時々話すことがあります。自分とは年齢も近いし今でも同業なので、他愛もない話を時々するのですが、そんな彼から「70歳まで生きれる気がしない」「仕事のストレスを発散する場は酒だけ」なんて話を聞きました。
吐き捨てるように語る彼を見ていると、もっと前向きになれる何かを与えてあげられないかと思ったりもするのですが、自分にそんな力があるはずもなく、無力にただ話を聞いているだけでした。
一方、私は他人の人生を背負い込んでいる立場ですが、気持ちは前向きな気がします。というか、後ろを向いてしまうと、何もかも終わってしまう気がして、前を向いているしか仕様がないし、前しか見ないようにしています。自分で目の前にごちそうをぶら下げて、自分で走っている感じです。
それが良いのかどうかはわかりませんが、自分がどうこうできないことまで考える余裕がないので、変なストレスはありません。「ただゴールに向けて走る。走らなければ死ぬ。」という吹っ切れた気持ちで日々を過ごしています。
彼と自分の差は「負っている責任の質と量」ではないかと思い、「でかい借金でもしてみたら?」と無責任なことを言ってみたりしましたが、苦笑でスルーされました。意味のない借金はナンセンスだとしても、何か自分が使命感や責任感を持って取り組めることが見つかれば、気持ちは大きく変わるのではないでしょうか。
仕事は社会貢献そのものですし、成人である我々にはずっと付いて回るものです。その仕事で酒に溺れず前向きな気持ちを持ち続けるためには、どうすればいいのでしょうね。結婚か起業くらいしか浮かびませんが、他に何かよいものがあれば教えてください。