2025年もありがとうございました!

12月25日(木)で通常業務は終了していたのですが、
会社的には昨日の12月26日(金)の大掃除をもって、本年度の業務を終了いたしました。
2025年度もお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
新年の業務は2026年1月5日(月)から開始となります。来年もよろしくお願いします。

まだ2025年12月期決算が完全に終わっていないので確定ではありませんが、おそらく昨年対比で売上減利益減という、会社としては残念な結果で終わりそうです。とはいえ、最終黒字は確保できそうですし、将来に向けていろいろと挑戦した年ではありました。

例えば、経営指針の策定。いわゆる理念と呼ばれるものです。弊社は2025年8月23日に経営指針を策定しました。こんなものを作って儲かれば苦労しない!なんて言われますが、それは自分が会社のど真ん中にいるから必要性を感じないだけです。井の中の蛙になっている証拠です。外部の視点に立てば、この会社がどういう価値観を持っていて、どういう理想を叶えたいのだろう?と普通に考えます。そりゃ金儲けに決まってるだろ!と言われるかもしれませんが、そんなことは資本主義の世の中では当たり前の話で、金儲けしてどうするのか?という先の話が知りたいわけです。お金の使い道によって外部の評価は大きく変わります。外部に評価されるようになると、周囲を味方につけて、ビジネスをうまく回すことができるはずです。外部に評価されたいなら、経営指針はぜひ創るべきです。

次に個人目標の策定と実行。弊社は2025年2月1日から個人目標の策定と実行を始めています。弊社は製造業とサービス業の中間のような業態ですが、モノづくりに材料仕入が要らないので、原価のほとんどが人件費になります。人件費といっても、安く大量に従業員を雇える経営環境ではありませんし、そもそもそういうビジネスを志向していないので、人件費の「質」が大事になります。この質を上げようと思うと、各自の知識やスキルを向上させていくしかありません。そのために個人目標の策定と実行をやっているわけです。今は就業時間内に個々人で実践してもらっていますが、来年はもう一段と仕組化を進めていきたいと思っています。

また個人ブログなので経営者個人に関することも申し上げると、経営者のバージョンアップ。今まではひきこもり社長だったわけです。どこともつるまないと恰好を付けていましたが、内心は外に出るのが怖かったわけです。自分を否定されるのが怖かったのです。今までは自分を受け入れてくれる従業員と極少数のお客様とのみつるんでいたわけですが、今年は弊社のことを何も知らない方々が集う経営者団体に積極参加しました。真正面から否定はされませんでしたが(皆さん紳士なので)、不信感で見ておられましたし(私もそうなのでお互い様です)、歯に衣着せぬ質問攻めに遭いました(鬱になりかけました)。とはいえこのチャレンジで、経営者としても一歩成長できた気がします。

つい先日ですが、12月23日に約40人の経営者を前に50分間の経営発表を行いました。以前のひきこもり社長から考えると、信じられない飛躍です。目を見張る具体的な経営成果はありませんので、ひきこもり社長から脱皮しようとしている今の自分の自己開示に努めました。そういう点では経営発表は大成功に終わったと思います。

発表の様子

その威を借りて業務最終日、大掃除が終わった後に社内グループディスカッションを実施しました。お題は「良い会社を創るために、どうすればよいか?」。グッパーで2班に分かれて、1時間ディスカッションしてもらい、最後に一人ずつ感想を述べてもらうことにしました。当日の思い付きでやってみたのですが、やってみて良かったですね。特に若手メンバーから「毎月やりたい」「時間があっという間に過ぎた」という声が挙がったのは驚きました。何よりやった後のみんなの表情が今まで以上に生き生きとしていたのは嬉しかったです。

今年は社内向けに情報発信を強化した年でもありました。社内メルマガを月1回発行し、私がどんなことを今やっているか、お客さんからどんなお声をいただくかを伝えるようにしていました。おそらく情報が増えたせいで、会社についていろいろ考える素地ができていたのでしょう。「そもそも労働とは何か?」といった抽象的なことから、「弊社で何をやっていくべきか?」といった具体的なことまで、本音で話すことができたようです。期の節目でこういうイベントはやってみてもいいなと思いましたね。

そんなわけで個人的にもとても刺激的な一年でした。年明けもアポがどんどん入っており(仕事と学びが半々)、いまから新年が始まるのが楽しみです。こんなナックウェブですが、よろしければ来年もお付き合いのほど、宜しくお願い致します。