小規模企業の売上を推測する方法
あくまで私の簡易的な推測方法なので、こういう計算している人いるんだ~ぐらいに思ってください。計算結果は一切保証しません、笑
小規模企業だと売上を公開している会社は多くは無いです。しつこくググると、求人サイトや官公庁サイトに載っている場合もありますが、それでも小規模企業の半分以上は売上がわからないと思います。信用調査会社にお金を払って情報を得るという方法もありますが、あまりお金は使いたくないですよね。
私が簡易的に小規模企業の売上を推測する方法は以下の通りです。
1.法人の従業員数を調べる
法人の従業員数は、日本年金機構が提供している、
厚生年金保険・健康保険 適用事業所検索システム で調べます。
https://www2.nenkin.go.jp/do/search_section
事業所名称だと検索しにくいので、
あらかじめ国税庁法人番号公表サイトで法人番号を調べておくと確実です。
https://www.houjin-bangou.nta.go.jp/
ホームページに従業員数が載っていたりしますが、
これで検索すると、数字を盛っているなぁ~ということが結構あります。
2.みなし仕入率を調べる
消費税の簡易課税制度にある、みなし仕入率を調べます。
たとえば卸売業は90%、サービス業は50%という具合です。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shohi/6505.htm
3.従業員数とみなし仕入率を使って推測する
従業員数 ×( 500万 ÷ ( 100% – みなし仕入率 ))で計算します。
例えば、従業員7名のサービス業だとすると、
7 × ( 500万 ÷ ( 100% – 50% ) )= 7,000万 ということになります。
従業員7名の製造業だとすると、
7 × ( 500万 ÷ ( 100% – 70% ) )= 1.2億 ということになります。
従業員7名の卸売業だとすると、
7 × ( 500万 ÷ ( 100% – 90% ))= 3.5億ということになります。
同じ従業員数でも業界によって売上がかなり違うことが分かりますね。
500万ってのは、巷で聞く平均年収に法定福利費を加えると
1人頭これぐらいは必要かなということで、500万という金額を採用しています。
なんとなく頭の中でこの計算を使っているのに気づいてシェアしてみました。
私が使っている簡易的な方法ということでご容赦を。