中小企業の生きる道

最近、経済評論家のデービット・アトキンソンさんにはまっています。初めてその名前を知ったのは、菅内閣の経済アドバイザーだったかな、中小企業不要論を唱える怪しい外国人という印象だったのですが(たぶんマスコミ等から植え付けられた印象)、たまたまYouTubeで話している内容を聞いてみると、ちゃんとデータに基づいて論理的に話される凄いジェントルマンだなと。データの検証はしていないので、どこまで前提とする事実認識が正しいのかはわかりませんが、周りの識者が異を唱えないところを見ると、おおむね正しいのでしょう。

デービット・アトキンソンさんの話を聞いていて思ったのが、「こんなに中小企業という名詞を連呼する評論家って初めてだな」ってこと。自分もいつもアドバイスに飢えているので、いろいろな情報を聞きかじるのですが、いつも大企業に関するアドバイスなのですよね。はるか上のレベルの話ばかりで、中小企業の話は全然出てこない。経済評論家って中小企業には関心ないんだろうな~と冷めた目で見ていたのですが、デービット・アトキンソンさんは「中小企業」を連呼する。それもそのはず、美術品の修理や保守を行う中小企業の社長さんなんだそうです。こういう方が権威を得て公で発言してくれると、なんか嬉しくなりますね。

ま、ご指摘の内容は非常にシビアなのですが、まー薄々わかっていたことを突き付けられているだけで、無闇に中小企業経営者を脅かそうという意図は感じませんし、ちゃんと自覚しておかないといけないなーってことばかりですね。漫然と会社経営を17年もやってきましたが、本気で考えないといけないなと思いました。タイムリミットは近いなと思います。