コラム
【事例紹介あり】生産性向上の期待値を下げて、成果を上げる
カッコいいタイトルにしたつもりが、意味がわかりづらくなりました。すみません。
タイトルを言い換えると
「生産性向上」をもっと気軽に捉えて、小さな改善を積み重ねよう!
ということです。これがこの記事の結論です。
生産性向上の指標は様々で、生産数や受注数の増加、原価の削減、付加価値の強化などなど、企業の考え方によって多岐に渡ります。
ただ、これらの指標にこだわりすぎるあまり、もっと手軽に実践できる取り組みを見落としていたらもったいないと思いませんか?
そこで今回は、業務でパソコンを使う方に向けて、誰でも簡単に実践できる生産性向上の事例をご紹介します。1つ1つは小さな改善に過ぎませんが、どれも立派な生産性向上の取り組みです!
この記事を読み終わった頃に「生産性向上のハードルを低くするのもアリだな」と思っていただけたら幸いです。
目次
目次
コピペの裏ワザ
- 取り組みやすさ
- ★★★
- 汎用性
- ★☆☆
- 改善度
- ★★☆
- オススメ度
- ★★☆
仕事で Windows のパソコンを使う方は、「ctrl + C」⇒「ctrl + V」のショートカットキーでテキストをコピペ(コピー&ペースト)する機会がそれなりに多いのではないでしょうか。
非常に便利なショートカットですが、たまに参考画像1のように「コピー元のデザインがくっついてきて邪魔!」というケースがありませんか?
コピー元のデザインが黒背景だったため、そのデザインもペーストされてしまっていますね。でもこれが最近のブラウザの普通の仕様です。
この仕様を回避するために、Windows の「メモ帳」アプリに一旦ペーストし、改めてコピペをすることでデザインを強制的に取り除いている方もいらっしゃるかもしれません。が、できればそんな面倒なことしたくないですよね。
そこでご紹介したいショートカットキーが「shift + ctrl + V」です。
通常の貼り付けのショートカットに「shift」を加えるだけです。
これを使えば先ほどの例も、参考画像2のようにデザインを取り除いたテキストを貼り付けできます。
あとは参考画像3のように、必要に応じて任意の装飾を加えればOKです。
いかがでしょうか?地味に便利だと思います。
最新版の Chrome、Edge、Firefox で利用できることは確認しています。
ちなみに MacOS の Safari でも「shift + option + command + V」で同じことができます。ちょっとキーが多いですね。
また、テキスト入力の作業と言えば Microsoft の Word や Excel などのソフトを利用することも多いと思います。
これらのソフトも最新版では「shift + ctrl + V」で「書式なし貼り付け」ができるようですが、筆者は業務でこれらを使用しないため未検証です。すみません。
簡単に習得できると思いますので、明日からどんどん使って時間を節約しましょう!
コピー履歴を表示する
- 取り組みやすさ
- ★★★
- 汎用性
- ★★☆
- 改善度
- ★★☆
- オススメ度
- ★★★
※この事例は Windows の機能を利用するため、MacOS の方はお試しいただけません。
引き続きコピペに関する便利機能のご紹介です。
非常に便利なコピペのショートカットキーですが、新たにテキストをコピーすると前回コピーした内容が上書きされてしまうので、同じテキストを何度もコピーすることになったりしますよね。
そこでご紹介したいのが「クリップボード」です。
クリップボードにはコピーしたテキストを保存する機能があります。さらに保存済みのテキストを選択してペーストすることもできます。
さっそく使い方をご説明します。
ちょっとだけ設定が必要ですが、10秒もかからないのでこの機会にぜひ。
1.「Windowsキー( Windows社のロゴのボタン) + V」を押します。
2.このようなポップアップが表示されるので、「有効にする」をクリックします。
3.クリップボードを有効にすると、クリップボードが空であるメッセージが表示されます。
4.準備完了です。
あとは普段通り業務を行う中でコピーしたテキストが、自動的にクリップボードに保存されていきます。
コピーの履歴は「Windowsキー + V」で簡単に表示できます。
任意の履歴をクリックすれば、その内容を貼り付けてくれます。
履歴は最大25件まで保存でき、それ以上は古いものから順に消えていきます。
なるべく残しておきたい履歴は右上にある三点リーダーから「ピン留めする」をクリックしてピン留めします。
ちなみに画像も保存できます。
弊社では社員同士のコミュニケーションにもチャットを使っているので、各スタッフ個別に画像を送るときなどに重宝しています。
使えば使うほど便利さがわかると思います。ぜひ!
キーボードなどの備品を新調する
- 取り組みやすさ
- ★☆☆
- 汎用性
- ★☆☆
- 改善度
- ★★☆
- オススメ度
- ★★☆
一部のキーが反応しないキーボード、勝手にダブルクリックされるマウス、ドット抜けが多いモニター、etc…。
電子機器に故障はつきものです。壊れないように使うことが大切なのは大前提として、壊れてしまった際はすみやかに新調するべきでしょう。
ここで伝えたいのは「新調=生産性向上」ではなく、壊れた備品を使い続けることによる生産性の低下を防ごう、という考え方です。
実際、社内メンバーの作業の様子を見ていると、キーボードやマウスの扱い方に違和感を覚えることがあります。
それをやんわりと指摘すると案の定「実はちょっと壊れてるんです」と言われるので、「新しいの買ってもらえば?」と伝えるのですが、「慣れたから大丈夫です」と返されるのがお決まりのパターンです。いやいや。。。
確かに不便さには慣れることができると思います。作業スピードも数秒遅くなる程度でしょう。
ただ、「あー、やっぱり使いづらい」とか「本当は買ってほしいけどダメだろうな」のように、集中が途切れたり余計なことを考えたりする原因になります。
最近は安価で高品質の商品が増えていますので、壊れたらさっさと買い替えるが吉です。
頼れる相棒 ChatGPT
- 取り組みやすさ
- ★★★
- 汎用性
- ★★☆
- 改善度
- ★★★
- オススメ度
- ★★★
近年のAI(人工知能)の進化は目覚ましく、一昔前は妄想として語られていたアイデアたちが次々と現実になっています。
一方で私たちがAIの恩恵を受けるハードルは日に日に低くなっていて、今では誰もが無料で使えるAIサービスなんかも登場しています。
中でも認知度が高まっているAIサービスが、アメリカのOpenAI社が開発しているChatGPTでしょう。
ChatGPTの主な機能は「チャットで質問や依頼をすると、AIが内容に応じた返事をしてくれる」ことです。
1週間分の献立を考えてくれたり、おすすめのデートプランを考えてくれたりして非常に便利なので、これをビジネスに活用しない手はありません。
- 新入社員の教育計画を考えて
- 角が立たないように商談を断るメールを書いて
- プレゼン資料の原稿を考えて
- 生産性向上のアイデアを10個おしえて
などなど、どんな無茶ぶりをしても文句も言わずに誠実に向き合ってくれます。
数秒で返事をしてくれるので、今まで一人でアレコレと悩んでいた時間が嘘のようです。
さらに驚くことに、「さっきのアイデアだけど、もうちょっと具体的に教えて」と返信するだけで、前後の文脈から「さっきのアイデア」が何のことを指すかも理解してくれます。相棒と呼ばずして何と呼ぶ。
既にお分かりかと思いますが、ChatGPTを活用すると「考える時間」を短縮することができます。生産性の観点で言えば、「同じ時間あたりのアウトプットが増える」ということです。
語ることが尽きないのでこの程度に留めますが、ChatGPTを上手に活用するためのテクニックは様々です。ネットで検索してみると多くの方々が情報発信しているので参考になると思います。
有料版の方が会話の精度が高いですが、無料版でも充分に頼れる相棒になるはずです。
今すぐこの記事を読むのをやめて、無料のアカウント登録から始めましょう!
おわりに
さて、今回はなるべく業種を問わない事例を紹介しましたが、採用できそうな事例はありましたか?
また、この記事を読む前と読んだ後で、生産性向上に対する意識に変化はありましたか?
時にはリスクを負ったチャレンジも必要ですが、リスクゼロの小さな取り組みだって、いつしか大きな成果につながる。。。かもしれません。
得られる成果に期待しすぎず、手の届く範囲で生産性を向上させるのも案外面白いものだと思います。
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