お客様インタビュー

コンペで持ち込んでいただいた コンセプトやデザイン案から 熱意を感じました。

#3 公益社団法人びわ湖高島観光協会 遠藤沙織様

お客様インタビュー

#3 公益社団法人びわ湖高島観光協会様

豊かな自然が溢れ、若い世代やインバウンド向けの観光地としての注目も集まる滋賀県高島市。2018年のサイトリニューアルから弊社とのやり取りをご担当いただいている公益社団法人びわ湖高島観光協会 観光振興課課長の遠藤沙織様にお話を伺いました。

取材日 
2021.07.19
団体名
公益社団法人 びわ湖高島観光協会
所在地
滋賀県高島市新旭町旭1丁目10-1 高島市観光物産プラザ1階
事業内容
観光資源の開発及び保全、観光施設の整備及び運営、観光物産宣伝及び観光客の誘致、物産等の開発・普及及び販売、観光案内所の設置及び運営、他
WEBサイト
https://takashima-kanko.jp/

※取材当時の情報

御社の事業内容をお聞かせください。

私共は観光協会ということで民間企業とは違い特殊な団体です。大きく分けますと、公益事業と収益事業がございます。
公益事業に関しては、主な業務が情報発信事業です。こちらに関しては御社に大変お世話になっておりますが、ネット媒体や紙媒体など、様々なツールを使って発信しております。続いてが、誘致事業です。こちらは、イベントやキャンペーンで外に出たり、旅行会社への営業も行っております。もう一つは、市内の受け入れ態勢の整備です。実際に来られたお客さんに満足して帰っていただく為には、誘致するばかりではなく、受け入れ態勢を強化する必要があります。とりわけ観光協会として注力しているのが、各駅などにある観光案内所の運営、そして、レンタサイクルの貸出業務です。
収益事業としましては、特産品のアンテナショップと、御社でホームページを制作いただきました「六ツ矢崎浜オートキャンプ場」を運営しております。

高島市が観光事業でターゲットにされているのはどんな方でしょうか?

ターゲットについては、国内旅行といわれる日本人の方が対象のものと、今はコロナでストップしていますが、訪日旅行のお客様にPRするインバウンド向けのものがあります。国内旅行については、団体旅行と個人旅行があり、それぞれ誘致の仕方が変わってくるのですが、両方を扱っております。とりわけ団体旅行には、教育旅行というものがありまして、高島市は実は滋賀県内の中でも教育旅行が非常に盛んなエリアですので、観光協会の事業の中でも大きくウエイトを占めております。

とにかく速くて正確。
とても信頼しています。

なぜWEBサイトをリニューアルしようと思われましたか?

弊社が制作を担当させていただいたきっかけは、2018年のコンペだったと思います。 WEBサイトをリニューアルするということでコンペをされたと思うのですが、その時の課題はどういうものがあったのでしょうか?

それ以前のホームページでは、スマホ対応ができていませんでした。使用端末のアクセス実績によると、その時既にモバイルのユーザーが過半数を超えていたんです。2016年あたりから一気にモバイルのユーザーが増えていって、現在では70%を超えています。そういう状況の中で、一日でも早くスマホ版を作らなければということがひとつの大きな課題でした。
それから、高島市は自然景勝地が売りの地域なのですが、豊かな自然が多い割には、きれいな写真や動画を活かせていなかったんです。文字ばかりのWEBサイトでは、高島の魅力があまり伝わっていないんじゃないかということで、そこも大きな課題でしたね。

コンペの際には、業者によって個性があって悩まれたと思います。その時、選ぶポイントとなったのはどういう点だったのでしょうか。

非常に悩みましたね。まず御社の提案についてよく覚えているのですが、社内でコンセプトを揉んでいただいたのが凄くよく分かったんです。そのコンセプトを軸に企画をしていただいて、具体的なデザイン案もある程度作っていただいていたと思います。デザインの雰囲気自体も私たちの想定から外れていなかったですし、何より初めからそういった提案をしていただけたことにすごく熱意が感じられました。企画提案力やデザイン性が好印象でした。
そして、私自身、過去に2回ほどリニューアルの担当を経験して、一番大事だと思っていたのは、顔の見える会社かどうかでした。あまり大きな企業だと、担当者が変わられたりだとか、フットワークがあまり軽くなかったりだとか、契約後にすごく遠くなってしまうようなことがあって。御社の場合は、会社の規模が大きすぎず小さすぎずでちょうどよく、小回りが利くのかなという印象もありました。
あとは、ご提案いただいた管理システムが、以前使っていたタイプに非常に似通っていて抵抗が無かった、というのもひとつの理由です。
すべての評価項目において、御社のバランスが良かったんですね。どこかの項目が突出して悪いというのが無かったので、何人かで公平に審査をさせていただいた上で、判断しました。

最初はメインサイトのフルリニューアルという形でお取引を始めさせていただきましたが、その時から今までの業務の進め方はいかがでしょうか?

御社と関わらせていただいている担当職員にも聞いていたのですが、あまり悪い点が出てこなくて、ご対応いただく担当者の方が、すごくスピーディーかつ仕事が正確なので、安心して依頼できます。結果、今のところ良い点しか出てきていないというのが実情でして。(笑)私たちもホームページだけにかかわらず様々な媒体を作っているので、いろいろな業者さんとやり取りをしているのですが、御社は速くて正確なので、そこはとても信頼をしています。

今までメインのホームページやその他のサイトなども含め、いろいろと納品させていただいたかと思うのですが、制作物の良い点や、改善点はありますでしょうか?

アウトドアのプロモーションや若年層をターゲットにしたようなツールもありますが、御社は若いスタッフさんがいらっしゃるイメージもあり、その辺はセンス良く仕上げてくださるので、特段悪い点は無いというのが現状ですね。WEBに関しても、比較的こちらの思ったイメージを具現化していただいています。

WEBや紙媒体が公開された際の、反響などはいかがでしょうか?

特にWEBはリニューアルしたての時に、関係者や市内の観光施設の方などから、「きれいなホームページになったね」という好印象な意見をたくさんいただきました。写真などの素材をたくさん使って欲しいという要望のもと、ふんだんに取り入れていただいているので、その辺が高評価に繋がったのかなと思います。

一般のお客様からのアクセスや問い合わせの変化は感じられますか?

高島市の場合、自然景勝地が多いので、サイトへのアクセスや問い合わせ電話で多いのは、開花状況などです。例えば、スキー場の情報などは、各スキー場がWEBサイトやSNSでタイムリーに積雪情報を発信されるので、その点に関しての問い合わせは全くありません。それに比べて、桜の開花状況や、サイト制作の際に凄く力を入れていただいた「季節NOW!(※各花の季節になると、開花情報が花のアイコンと共にトップページに表示される仕組み。)」などの情報は、観光協会に問い合わせが集中します。
アクセス解析によると、去年はコロナ禍にもかかわらず、彼岸花の開花状況のブログへのアクセスが増加したり、高島ちぢみマスクについてのブログの記事に集中していたりということがありました。あとは、キャンプ・アウトドアブームの影響もあるかと思いますが、ホームページリニューアル後、若年層のユーザーが増えました。アウトドアに特化したホームページを作っていただいたり、アナログな方法で開催していたフォトコンテストも、今はネットでスマホから申し込みができるようにしていただいたので、その辺の影響で伸びてきているのかなと思います。

ライフワークバランスがしっかりしているところも
信頼できる。

総評としてはいかがでしょうか?

リニューアルの際、御社の会社の資料を拝見しまして、ライフワークバランスを取り入れられているのが印象的でした。ホームページが流行りだした20年前頃は業界の企業も少なく、ホームページに詳しい知人や業者さんにおんぶにだっこ状態で、営業時間外や休日にも対応していただくという関係性があったんです。ただ、長く続けていこうと思うと、どの業界も働きやすい職場っていうのが大事だなと。ライフワークバランスを取り入れている会社のほうが信頼できるかなと思っていたんです。御社もお休みの情報などは事前にご連絡をくださるので、何ら業務に支障はなく、それを想定してこちらも対応可能なので、そういった点が御社はしっかりされているのかなというイメージがあります。長く続いていかれることを望んでいます。

今後ナックウェブに期待することはどんなことでしょうか?

最近我々がやっていかないといけないと思っているのが、マーケティングです。毎年新規事業を行いますが、感覚値で計画を立ててしまうこともあります。例えば、白鬚神社とメタセコイア並木にはお客さんが多いけれど、他のエリアに周遊していないイメージがある。じゃあ、滞在時間を延ばしてもらえるような取り組みをしようといったときに、リアルな数値を出して、それをもとに事業を組み立てていくことが大切だなと。そういった時に、どのように調査を行うかというところが課題です。今の観光客の方はスマホを片手に観光されるので、モバイルを使ったWEB以外の新たな施策で観光誘致ができないかなという、漠然とした夢はあります。御社にはホームページを主流でやっていただいていますが、デジタルを使った何か良いアイデアがあれば期待したいところです。

コロナ禍後のインバウンド需要に
期待しています。

今後の戦略やPRはございますか?

高島市では、ビフォーコロナは外国人観光客の方が増加傾向にありましたので、御社に英語サイトも作っていただきました。特に、台湾や中国の方にお越しいただくことが多かったです。おそらく、コロナ禍が終わり、訪日旅行が回復したら皆さん戻って来られると思うので、インバウンドの観光施策をこのコロナ禍中に強化したいと思っています。団体旅行ではなく、FIT(Foreign Independent Tour)という個人型旅行がアジアの方の間でも主流になってくるのではないかと思いますので、付加価値を付けた質の高い商品をツールで発信していくようなところに注力したいと思っています。

制作担当者からのひとこと

高島市では以前からフォトコンテストを開催されていたこともあり、制作開始時に写真素材をたくさんご提供いただきましたが、そのどれもが本当に素敵なお写真でした。そんな素晴らしい自然景勝地が数多く存在する高島市の魅力を余すところなく発信し、高島市の観光を盛り立てたいという気持ちで制作に臨みました。デザイン的に情報を分かりやすく伝えるということは大前提として、「サイトを見た人がワクワクして高島市に来たくなって欲しい!」という観光協会の皆様の想いを感じ、私自身、とても楽しみながら制作させていただけたと思っています。
現在も様々なコンテンツを発信し、サイトをフル活用していただいていて、制作者冥利に尽きる思いです。
これからも高島市の観光の情報発信面において、弊社が少しでもお力添えになれればと思っております。

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